リラクゼーションサロンや整体院は、今やほとんどのショッピングセンターや商業施設に入っていますし、自宅やマンションの一室で運営しているサロンも増えています。
リラクゼーションサロンで勤務をしていたセラピストも、ある程度の経験を積むと独立開業するといったケースも多いです。
では、リラクゼーションサロン開業する時には、どのようなことを知っておけばいいのでしょうか?
1:リラクゼーションサロンの営業許可
リラクゼーションサロンを開業する場合に、保健所などに届け出をするような営業許可は必要ありません。税務署に開業届を提出すればいいだけです。
マンションの一室を使って開業するような場合は、物件を決める時に、不動産会社に用途を伝えたうえで探してもらうといいでしょう。
住居用として借りた場合、勝手にサロンを運営すると、後でトラブルになる可能性もあるので、リラクゼーションサロンを開業するということを事前に伝えましょう。
2:リラクゼーションサロンの開業資金は?
・物件取得費(敷金礼金・保証金・賃料)
・備品(施術用ベッド・チェア・タオル・オイル・パウダーなど)
・サロン保険(施術によりお客様に怪我などをさせてしまった場合の保険)
・運転資金(3~6ヶ月はあったほうが良い)
・その他(スタッフを雇うのであれば、募集費用や人件費がプラスされます)
3:リラクゼーションサロンのコンセプトを明確にしましょう
どこの都市にも、リラクゼーションサロンは沢山あるので、サロンの特徴が明確になっていないと、見込み客もサロン選びに迷います。
そのため、どのようなサロンにしたいのかというコンセプトをしっかりと決めておきましょう。
4:リラクゼーションサロンの開業場所は?好立地条件とは
ショッピングセンターや駅地下、空港などは、ご新規様が入ってきやすいので、集客という面では好立地と言えます。
ただし、賃料も高くなるので、大きな売上を作らないと、小さな利益しか出ないことになります。
リラクゼーションサロンは、お客様に何度も通ってもらうことで売上が安定するので、地域密着型の商売と言えます。
そう考えると、どこで開業しても、しっかりした商売をすれば、成功させられます。
できれば駅の近く、もし離れるのであれば、駐車場がある物件をお勧めします。
5:必要な設備と備品
施術内容によって変わりますが、
・施術用ベッド
・施術用チェア
・フットバス
・タオル
・オイル
・パウダー
・アロマ
・ウォーターサーバー
・待合用チェア
・レジ
・パソコン
・事務用品
などですね。
6:宣伝の仕方
開業しただけではお客様が集まらないので、集客をする必要があります。
例えば、「ホットペッパービューティー」など、
サロン系を集めたポータルサイトに登録する。
「ホットペッパービューティー」では、ネット予約もできるので
集客力は高いと言えます。
その他にも、サロンの
・ホームページやブログ
があると、訴求力は強くなります。
サイトに関する知識がほとんどない場合は、
無料ブログからスタートしてもいいでしょう。
アメブロを使っているサロンはとても多いので、
参考にしてみてはいかがでしょうか?
最近は、ネットでリラクゼーションサロンを
探す人が増えたとはいえ、今でも、
・チラシ
を使った集客は有効です。
集客の即効性も高いので、一度は、
チラシ配りやポスティングをして、反響率を
確かめてみるのもいいでしょう。
7:確定申告
リラクゼーションサロンという商売をするのですから、
収入の金額次第では、確定申告が必要になります。
白色申告と青色申告があり、青色申告のほうが税金額で優遇されます。
確定申告については、専門書一冊あれば、十分に
理解できると思いますが、本で学ぶのが苦手な方は、
・商工会議所
などで、セミナーや相談会が行われていたりするので、
そちらを活用するのも1つの手です。
8:手技を学ぶ
リラクゼーションサロンでお客様に対して行う手技の学び方としては、
一番多いのが、サロン勤務をして経験を積むということです。
その後、独立開業するケースが一般的です。
サロンで働くと、施術の手技以外にも、集客、リピート対策、イベントなどの
学びも多いので、サロン運営の成功に大きく繋がります。
沢山のお客さまにも接することが出来るので、
会話やクレーム対応にも慣れることができます。
独学で手技を習いたいのであれば、スクールに通うほか、
通信講座もありますので、気になる講座や学校の
・資料請求
をしてみるといいでしょう。
9:ネット予約システム
近年は、ネット予約をするお客様の割合が増えていますし、
サロン側も電話対応などの負担を減らせるので、
ネット予約システムはあったほうがいいでしょう。
ホットペッパービューティーなどのサイトを利用すれば
ネット予約システムが利用できます。
それ以外にも、ネット予約システムだけを提供している会社もあるので、
そういったサービスを利用してもいいでしょう。
10:クレジットカード決済システムの導入
個人サロンであれば、現金払いのみでも困らないかもしれませんが、
それなりの規模のサロンであれば、クレジットカード払いもできたほうがいいでしょう。
個人サロンでも導入できる「クレジットカード決済システム」もあり審査も
簡単だったりするので、クレジットカード払い導入のハードルは低くなっています。
11:リラクゼーションサロンの内装
自宅サロンやマンションの一室を使ったサロンであれば、
特に大掛かりな内装をすることなく、インテリアグッズを活用して、
サロンのイメージを作り上げるだけで十分かもしれません。
それなりの中規模・大規模サロンであれば、
壁紙の張替えも含め、内装をサロンの
イメージカラーで統一することもできます。
個室をする工事や、個室を作らない場合でも、
隣のお客様との区切りにカーテンを利用するなども
考える必要があります。
特に大事なのは、施術をするだけでのスペースを
しっかりと確保することです。
施術用ベッドは設置で来ても、
スタッフやセラピストが施術をするためには、
それなりのスペースが必要になりますからね。
スタッフ休憩用のバックヤードも設置したいところです。
勤務中に財布やスマホは身につけられないサロンがほとんどなので、
スタッフ用に鍵付きのロッカーもあるとなお良いです。
12:リラクゼーションサロンの集客から売上作りまでのノウハウ
商売としてやる以上は、リラクゼーションサロンに
お客様を集める方法から、売上を伸ばすための方法は
事前に学んでおく必要があります。
リラクゼーション集客は、簡単なのですが、
適当にやっても成功するというわけではないので、
きっちりと繁盛店作りの流れを知っておきましょう。
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